第66章《直人》

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舌を絡ませ、角度を変えてキスをする 柚葉からは、甘い吐息漏れてきた 懸命に俺のキスに答えようとする柚葉 自分の胸元に置いていた手を、俺の胸板に移したとき ワンピースがパサッと下に落ちた 一瞬、柚葉の集中力が落ちた服に持って行かれそうに なったとき、俺は更に、舌を入れ深くキスをした 俺は左手を柚葉の後頭部に回し、右手は背中へ 「... ンッ.」 柚葉の力は徐々に抜け、左手からは空き缶がコロンと落ちた 柚葉の、上半身は俺の胸板に隙間なくくっついた。 冷蔵庫にもたれていた、柚葉の背中はひんやり 冷たく、重なってきた胸は熱をおび このふたつの温度が、俺を興奮させる 「愛してる」 昨日、あんなに愛を確認しあったのに、まだ足りなくて、またこの温もりに溺れて行くんだ
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