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青木の会社は、ホテルの会場を貸しきって
紅茶の試飲会なんて面白いことするよな。
「... 澤木さん、ホテルです。」
「ああ」
「さ、さわきさん、私、脱ぐなんて、自信ないし
ううん、いくらなんでも、そんな恥ずかしいことできません。」
「?... 」
目を潤ませて訴えてる柚葉
マジ、跳びすぎだよ
ハハハハッッ
「そんな、俺、犯罪者になりたくないよ!
まあ、おいで。」
と、柚葉の手を握った。
*****
会場は、結構な人で混雑していた。
受付を済ますと青木が俺を見つけて駆け寄って来た。
「澤木先輩、今日はありがとうございます。。
いろんな、紅茶を用意しているのでゆっくり飲んで意見を聞かせてください!!」
と、言ったあと、俺の斜め後ろに視線を移した。
俺は彼女を前にし
「上條柚葉さんだ。彼女、紅茶が好きだから
いろいろ聞いてよ。青木のために一肌脱ぐから。」
と、紹介し柚葉にウィンクしてみせた。
「上條です。よろしくお願いします。」
柚葉は、首を傾けてちらりと俺を見た
なんだ?
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