第18章《澤木》

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青木の会社は、ホテルの会場を貸しきって 紅茶の試飲会なんて面白いことするよな。 「... 澤木さん、ホテルです。」 「ああ」 「さ、さわきさん、私、脱ぐなんて、自信ないし ううん、いくらなんでも、そんな恥ずかしいことできません。」 「?... 」 目を潤ませて訴えてる柚葉 マジ、跳びすぎだよ ハハハハッッ 「そんな、俺、犯罪者になりたくないよ! まあ、おいで。」 と、柚葉の手を握った。 ***** 会場は、結構な人で混雑していた。 受付を済ますと青木が俺を見つけて駆け寄って来た。 「澤木先輩、今日はありがとうございます。。 いろんな、紅茶を用意しているのでゆっくり飲んで意見を聞かせてください!!」 と、言ったあと、俺の斜め後ろに視線を移した。 俺は彼女を前にし 「上條柚葉さんだ。彼女、紅茶が好きだから いろいろ聞いてよ。青木のために一肌脱ぐから。」 と、紹介し柚葉にウィンクしてみせた。 「上條です。よろしくお願いします。」 柚葉は、首を傾けてちらりと俺を見た なんだ?  
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