第18章《澤木》

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「澤木先輩の大学の後輩で、青木です。 今日はデートの邪魔をしてすみません。 紅茶の試飲会なんですけど、紅茶って 結構深いので好きな方なら、是非 ブレンドして飲んでみてください。 のちほどご案内に参ります。」 と、言って会場の案内図をくれ 持ち場に戻って行った。 柚葉は大きな目をキラキラさせて、 「こういうの初めてです。なんだか、 ワクワクしますね♪」 「いい色が出てる!」 「わぁ、良い香り♪」 「フルーティー!」 「おいしーい」 「アイスクリームもある!」 と次から次と紅茶を楽しんだ 「柚葉、よくそんなに飲めるな」 「澤木さんは、あんまり飲まないの ですね?」 「俺、コーヒー党だからな。 それか、アルコールならな。」 「そうなんですね。私はお酒は 弱いんです。そうだ!澤木さん なんで、さっき私が紅茶が好きって 言ったんですか!?」 だから、俺を見たのか-- 「勘」 さらに大きな瞳で 「大当たりです!すごい。」 と真顔で言った。 あまりの可愛さに、俺は頬がほころんだ
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