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「澤木先輩の大学の後輩で、青木です。
今日はデートの邪魔をしてすみません。
紅茶の試飲会なんですけど、紅茶って
結構深いので好きな方なら、是非
ブレンドして飲んでみてください。
のちほどご案内に参ります。」
と、言って会場の案内図をくれ
持ち場に戻って行った。
柚葉は大きな目をキラキラさせて、
「こういうの初めてです。なんだか、
ワクワクしますね♪」
「いい色が出てる!」
「わぁ、良い香り♪」
「フルーティー!」
「おいしーい」
「アイスクリームもある!」
と次から次と紅茶を楽しんだ
「柚葉、よくそんなに飲めるな」
「澤木さんは、あんまり飲まないの
ですね?」
「俺、コーヒー党だからな。
それか、アルコールならな。」
「そうなんですね。私はお酒は
弱いんです。そうだ!澤木さん
なんで、さっき私が紅茶が好きって
言ったんですか!?」
だから、俺を見たのか--
「勘」
さらに大きな瞳で
「大当たりです!すごい。」
と真顔で言った。
あまりの可愛さに、俺は頬がほころんだ
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