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「青木、悪いけど部屋とれる?
このまま、帰れそうにない。」
「す、すいません。部屋見てきます。
少し待っててください!」
と、言って青木はフロントに走って行った。
「さわきしゃん!?おこってますか~」
「怒ってないよ」
と、柚葉の頭をなでた。
柚葉は、目を潤ませて
にっこりと俺をみた
俺は、ため息をついた
そして、何気なく柚葉の手元をみれば
5、6枚の名刺の束。
取り上げて裏面をみると連絡先がペンで
書いてある。
「はぁ、、、」
俺はさらに大きな、ため息をついた
困ったお嬢さんだ
座っているのも耐えられなくなった柚葉は
俺の肩に寄りかかって来た。
「ほら、柚葉寝るなよ」
と、俺は柚葉の背中に腕を回した
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