第18章《澤木》

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「青木、悪いけど部屋とれる? このまま、帰れそうにない。」 「す、すいません。部屋見てきます。 少し待っててください!」 と、言って青木はフロントに走って行った。 「さわきしゃん!?おこってますか~」 「怒ってないよ」 と、柚葉の頭をなでた。 柚葉は、目を潤ませて にっこりと俺をみた 俺は、ため息をついた そして、何気なく柚葉の手元をみれば 5、6枚の名刺の束。 取り上げて裏面をみると連絡先がペンで 書いてある。 「はぁ、、、」 俺はさらに大きな、ため息をついた 困ったお嬢さんだ 座っているのも耐えられなくなった柚葉は 俺の肩に寄りかかって来た。 「ほら、柚葉寝るなよ」 と、俺は柚葉の背中に腕を回した
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