第18章《澤木》

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「澤木先輩、部屋のキーです。 なんか、後輩が申し訳ないっす。」 「お前が気にするな。お前もそうやって 先輩になるんだからよ。 まぁ、ここがホテルで良かったよ。 柚葉の酔いを冷ましたら、帰るから。」 と、青木に言った。 「柚葉、行くよ。立てるか?」 「うん... 」 返事はするけど、立ち上がる気配がない 俺は背中に回した腕に力を入れて 柚葉を立たせた 「おっと、、」 力よりも柚葉の体重の方が 軽くて、一瞬バランスを崩しそうになった 柚葉を、なんとか歩かせてエレベーターに 乗り込んだと同時に、柚葉が崩れ落ちそうになる 「もう少し頑張れよ、、ったく。。」 幸いエレベーターは止まらず上がって行く。 仕方ない 俺は柚葉を肩にのせて抱きかかえた 「フッ、荷物みたいだなぁ これじゃ色気もねぇな」
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