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第20章《澤木》
柚葉が途中でもぞもぞした時
起きようかと思ったが
俺の懐にすりよって、また眠りについたのが
嬉しくて俺も再び眠りについた。
かなり、眠った感がある。
柚葉もようやく起きたみたいだ。
時計がみたくて、身体を動かし
「もう、20時か」
柚葉に語りかけようと思ったとき
突然、前のめりで柚葉が倒れ混んできた
何をしたかった... んだおい?
ベットの上で正座をする絵図に
俺のいじめっ子スイッチが入ってしまった。
俺は、柚葉に質問した。
懸命に答える姿。
ぜんぜん迷惑だなんて思ってないよ。
柚葉は、俺のためにやろうとしたんだろ。
むしろ俺だけに、甘えてくれているんだろ?
俺は、起き上がり柚葉の前に座った
「柚葉、聞けよ。
これから、人前で酒は飲むなよ。
飲んでいいのは俺の前だけ。
あと、男はみんな狼だぞ。気をつけろ。」
「はい... 」
柚葉はかなり反省して、しゅん として
小さな声で返事をし、大きな瞳で俺をみた。
説得力ないな
..... 俺が狼になっちまうよ
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