第20章《澤木》

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これ以上進んだら君はどうする? もしかして、俺を試してる? 今日のところは、理性を保っておくけど 次はわからないよ--- 「柚葉...俺... 」 「澤木さん、あの... 電話が... なっているみたいです... 出なくて大丈夫ですか... ?」 「あぁ... いいよ 」 「でも... 」 「・・・」誰だよ 柚葉は、気になるのかジャケットのポ ケットに視線が行く。 「出たほうが... もしかしたら 急用かも。」 「... わかったよ。」 俺は立ち上がってイスにかけた ジャケットからiPhoneを取り出した。 そして、通知番号を見て、思いきり 不機嫌な声で電話口に出た。 「直人っ!私、、」姉貴からだ 「ああ。」 「どこにいるのよ? 女といっしょなの?」 「ああ、どうしたんだよ?」 「いまさー、ダーリンと妊娠検査薬 やってみたら陽性が出て、明後日 病院いくけど、もし赤ちゃんができ てたら仕事辞めたいの。」 「電話で話すことかよ。 明後日、産婦人科行ってから 決めればいいだろ?」 「何よ。その言い方はッ!」
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