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第22章《澤木》
帰り道、柚葉は何となく元気がなかった。
遠出したし、疲れたのだろうと思っていた。
アパートの前についたとき、まだ一緒に
いたいと思ったが、無理させてもな---
まだ、始まったばかりだから
ゆっくり、二人の時間をつくれば良いと
独りよがりで、俺はいたんだ。
「柚葉、おやすみ」
柚葉は、瞳を潤ませて
「澤木さん、おやすみなさい。
気をつけて帰ってください。」と、言った---
*****
翌日...
柚葉からのメールも電話もない。
俺はiPhoneを片手に
なんだよ... 連絡ぐらいよこせよな...
だいたい、昨日はありがとうとか
また、誘ってくださいとか
女子ならあるだろうが・・・
でもな、、あの天然な感じだからな
俺の思考外なことするし
わからないな。
俺は、これ以上待てないとiPhoneを押した
1回、2回... ..6回。。。
柚葉?
用事があって、出れないのか...
このときは、俺はどこまでも都合よく考えていた。
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