第1章

8/11
前へ
/11ページ
次へ
朝、今日もお見舞いに行こうと思っていたら、 休んでいた さとみが学校へ来ていた。 「あれ?どうしたの?学校来てて叔母さんは大丈夫?」 「うん。治ったんだ。毎日お見舞いに来てくれてありがとね」 「良かった。治って。最初見た時、顔色悪かったから心配しちゃった」 「お医者さんも思ったより治りが早かったから驚いてた」 「お医者さんも驚くほどか。あんなに咳き込んでたのにね」 さとみといると楽しい。 さとみといると面白い。 さとみとは、いつの間にか仲良くなっていた。 あんなに退屈だった学校も今はとても楽しい。 夜、久しぶりに父が帰って来た。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加