監禁第1章

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孟は、玄関を通ってリビングに案内される。 間仕切りの無い広いリビング、全面ガラス張りで夜景が綺麗であった。 孟は、高級ソファーに座る。 ナギサ嬢は、奥のキッチンから、氷とグラスを持ってきてローテーブルに置く。 壁の棚にずらりと並べてあるウイスキーやブランデーのアルコール類が綺麗に整理されていた。 その中の、「ロマネコンティ」を持ってきてグラスに注ぐ。 「あのー、ボク、あまりお酒強くないんで、水割りにしてください。」 「あはは、ロマネコンティを水割りにする人初めて!」 そういいながらも、ナギサ嬢は孟の為に水割りにしてくれる。 「今日の出会いを祝って、乾杯!」 「はい、出会いにカンパイ!」 二人は、軽くグラスを当てて乾杯をした。 孟は、ゆっくりと氷が溶けるまでグラスを持ちながら、ロマネコンティをいただく。 ナギサ嬢は、平然とグラスを空けて二杯目のロマネコンティを飲んでいた。
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