第1章御奉仕

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あれから一週間が過ぎた頃、孟にマダムからのプレゼントが届く。 連絡がきて、マンションの一階に二人で降りて行くと! 「これって、なんですか?」 エントランス前に停めてある。イエローのシボレィステングレーであった! AYASEのデーラーの人から車のキーを渡される。 側にいたマダムの使用人に、 「孟様に奥様からの細やかな贈り物です。あと奥様からの伝言です。『先日は、ありがとうございます、またの食事会を楽しみにしています。』とのことです。」 「はい、ありがとうございます、奥様によろしくお伝えください。」 孟は、深々と頭を下げる。使用人たちは帰って行く。 「どうしましょう、ナギサさん、」 「貰っておきなさい。断わると失礼にあたるわ。」 「でも、ボク、ペーパードライバーなんです、」 「そうなの、じゃわたしが使ってあげる。今の車検に出すところだったから、丁度良かったわ。」 「ありがとうございます、ナギサさん、」
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