第1章御奉仕

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奥様は、木製のドアを開けて入っていく。 孟は、奥様のあとにつづく。 木製の床にバスタオルが退いてある。 そこへ、二人並んで座る。 「孟くんは、ナギサさんと結婚するの?」 「いぃーえ、そこまで考えていませんが、それが何か?」 「そうなの、わたくしの娘を貰ってくれないかしら?」 「それは、いけませんよ、奥様、」 「何故ですか?孟くん、」 「そうなると、親子どんぶりになります。」笑 「主人が亡くなってから、娘は、ここを出て行ったきり帰ってきませんの、何処で何をやっているやら、」 「そうなんですか、いずれ帰ってくると思いますよ、奥様、」 「それならいいんですが、」 「はい、絶対に帰ってきますって、奥様、」
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