第3話 1204号室
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私と祐也さんは、予約してある1204号室の部屋へ入った。 バタンとドアが閉まった途端、変な緊張感を覚える私。 「俺、スイートルームに泊まるなんて始めてだ。風呂も楽しみだなー」 祐也さんがベットにごろんとなるなか、私は隣の部屋のテーブルの上で、パーティーでいただいた花束をかざごそと整えた。 実は私たちは来月、このホテルで挙式を迎える。
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