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「そんな!ボス、大丈夫なんですか?こんな素人(しろうと)を」
一人の男が、身を乗り出す。
だが、ヤンは目を細めて、青年を見た。
「こいつは日本語も万能だしな、使ってみる価値はある。それによ、今のクライムに、日本通のメンバーが必要なのは、おまえたちもわかっているだろう?ちょうど欲しかったところだ」
「そうですけど…」と戸惑い顔の男を横目に、青年は一礼をし「ありがとうございます。ヤンさん」と言った。
「ただし、失敗したらどうなるか、分かってるだろうな」
「えぇ。もちろん」
「成功したら金一封だ。お前の初仕事だ。頼りにしているぞ。ジン」
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