第1章

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―今のアルバイト先であるカフェ。 本当に目まぐるしい毎日で 朝から出勤をして、接客をしているうちに気がついたら夜。 どんなに忙しくてもお客さんの前では笑顔を絶やさずに バイトが終わるころには顔の筋肉が笑顔のまま固まっている。 忙しくなると店長はどんどん不機嫌になっていくし そんな店長の相手をしたくなくて 店の雰囲気もどんどん険悪になっていく。 理不尽に怒り出すお客さんもいるし そんな時は一番シフトに入っているフリーターがお客さんの対応。 そして店長に報告するのもフリーターで 店長に怒られるのもフリーター。 「フリーターなんだから」っていう理由で扱き使われて いつも理不尽な扱いを受ける。 それでも、笑顔で「ありがとう」って言ってくれるお客さんもいて その笑顔に救われながら必死に仕事をしている。
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