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半分愚痴のようになってしまった私の話を
由月さんはただ黙って聞いてくれていた。
「ごめんなさい、愚痴みたいになっちゃいましたね。」
気恥ずかしさから、私は苦笑しながらそう言った。
「いや、全然大丈夫だよ。
頑張っているんだね。
僕は接客が苦手だからね。
そうやって接客業に誇りを持って仕事をしていることが羨ましいよ。」
由月さんはそう言って微笑んだ。
「ありがとうございます。
でも、やっぱり接客は苦手な方だったんですね。」
頑張っていることを褒めてもらって嬉しく感じながら
彼の言葉を聞いて思わず笑ってしまった。
「やっぱりって？」
彼は少しだけ怪訝な顔をしてこちらを向いた。
「だって、いつも緊張気味に接客をしていたから。」
私がそう答えると、彼は笑った。
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