第2章

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翌日。 いつも通りの朝。 いつも通りの電車に乗って いつも通りに出勤をする。 ただ、この日はいつもと違うことが一つだけあった。 「この店で働かない?」 そう言った由月さんの言葉が頭の中をグルグルと駆け巡る。 一晩中悩んで、それでも答えを出せなくて。 優柔不断の自分が嫌になりそうだった。 ―ゆっくり考えれば良いって言ってくれたけれど、そんなに待たせるのも失礼だよね。 そう考えながら、私はいつものように出勤をして仕事をしていた。
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