第2章

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次の休みの日。 私は由月さんのカフェに行った。 気持ちも疲れていたし、何よりも働く意思を伝えたいと思った。 その日も、相変わらず店内は閑散としていて私はゆっくり由月さんと話すことが出来た。 「先日のアルバイトの話ですが…ここで働かせてください!」 由月さんを見つけるなりそう言った私に、彼は驚いた顔をした。 他にお客さんがいないことを確認していたものの、少し大きな声を出しすぎてしまったかもしれない。 由月さんの驚いた表情をみて、私は恥ずかしくて俯いてしまった。
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