第2章

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アルバイト先で嫌われた理由。 私の存在が邪魔だと言われたこと。 包み隠さず話した。 全てを話終えて、由月さんは少しの間黙りこんだ。 話したことで少し心が軽くなった私は、再びカモミールティーを飲みゆっくりと息を吐いた。 「ごめんなさい。変な話をしてしまって。 結局逃げてしまったんです。 嫌な話をしてごめんなさい。 嫌な気持ちになりましたよね。」 重苦しいこの空気を何とかしたくて、私は明るい声でそう言った。 「いや、ごめんね。 黙っていたのは嫌な気持ちになったとかじゃなくて、考えていたんだよ。 確かに優衣ちゃんは逃げたんだと思うよ。 もちろん、これからの頑張り次第でその決断は逃げではなくなる。 ただ、今の優衣ちゃんを…その気持ちのまま働かせて良いのかなって。」 由月さんの言葉に驚いて、私は思わず声を上げた。 「そんなっ! ここで働きたいと思ったのは本当です! お願いします!働かせてください!」 働かせてもらえなくなると思った私は、気付いたら立ち上がって頭を下げていた。 その姿をみた由月さんは一瞬呆けた後、突然笑い出した。
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