第1章

6/17
前へ
/37ページ
次へ
メニュー表を眺めながら 先ほど見たアルバイト募集の張り紙のことを考えていた。 ―こんなカフェに勤められたらどんなにいいだろうか。 そんなことを考えながら、いつものように飲み物を選ぶ。 ―ええっと、前回来た時にはアールグレイを飲んだっけ。 この店のドリンクメニューはとても豊富で 紅茶だけでもたくさんの種類がある。 もともと紅茶は大好きだったけれど 聞いたことはあっても飲んだことのない種類や 聞いたこともない種類の紅茶があって 同じものを頼まないように気をつけながらいつもオーダーをしていた。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加