3人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく店内の雰囲気と窓の外の様子を堪能していると
席の近くに人の気配を感じてゆっくりと振り返った。
「こんにちは。常連さん。」
声を掛けてきたのは店員の男の子。
「他にお客さんもいないし、少し話してもいいかな?」
彼はコーヒーカップを持って私の対面のイスに座った。
「いつもご来店ありがとうございます。」
ゆっくりとそう告げた彼は
今まで接客をしているときには見せたことのない
子どもみたいな笑顔を見せてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!