この空を、君と。 第2話

この空を、君と。 #2

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しばらくすると、公園にたどり着いた。

一人でいた晴野さんを見かけた、あの公園。

俺と晴野さんは吸い寄せられるように公園に入り、この前彼女が一人で座っていたベンチに二人で腰かける。

――少しの間、沈黙が続いた。

いつの間にか、空は鮮やかな夕日色に染まり始めていた。

ほのかなオレンジ色をまとった小さな雲が頭上をゆっくり流れる。

どんなに偉大な画家でも、これ以上に素晴らしい空は描けないだろう。

この前と同じ感情が心の中に広がる…。