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「芹沢、今後
克行のお守りよろしく。
もし駄目になっても僕、
怒らないから」
「やめて下さいよ!」
「その代わり、
克行が何かやらかしたら
僕は芹沢につくから」
「……仕事
やりにくいじゃないですか、もう」
「ははは。
皆大人なんだから、大丈夫だよ」
口を尖らせるふりをして
少し冷めた牛丼を食べ出した
あたしを見、
編集長は携帯を取り出す。
「食べてて」とそのまま席を外した。
何とも不思議な
気持ちにさせる上司に、
また溜め息をつく。
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