第1章
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少し、うつらうつらして。 コンコン という音で意識が覚醒した。 小窓に小枝でもぶつかったんだろうか。 コンコン コン コンコン その叩きかたには 覚えがあった。 『増水している川には近づいてはいけません』 先生が、言ったのに。
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