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紙を読む。
『祈りを捧げるべく
扉を開かんとする者よ
紳士・淑女・ロバ
彼らの指す方向を見よ
三度その方へ柄を回せ
ただしその順序は
淑女・ロバ・紳士の順とする』
……祈りを捧げる場所。
教会……いや、聖堂でもあるのかな。
供物部屋に行く途中、右手に彫刻の飾りの扉を見たような。あそこが『聖堂』なのかもしれない。
ここまで歩いて来たけれど、このフロアには、『窓』がない。地下なのかもしれない。
まだまだ先は長そうだ。
まずは、得物(えもの)の調達。
目を反らした残骸、と言うか、がらくた、に目を向ける。
木材が目に止まった。
木材は一本のみ。勿論、持って行く。
倉庫に入った扉とは違う扉を開ける。通路になっている。
北の端の壁が見えた。これ以上北には行けないようだ。
南へ向かう。
鍾乳洞に戻る道と西側……向かって左手……に鉄の扉。鍵がかかっている。
残念ながら、持っている鍵束の中に、鉄の扉を開けれる物はなかった。
鍾乳洞の方に戻る事にした。
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