狼さんの日常

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カーテンの隙間から光が差す頃、ひどく静かなこの部屋で目を覚ます。 特待生の特権の一つであるこの一人部屋は、生徒会、風紀等の部屋と同じ階にあるらしい。 あまり興味がないから曖昧だが。 コーヒーメーカーをセットしてシャワーを浴びると、ろくに髪も乾かさずに下だけ履いてリビングに出る。 セットしていた珈琲をカップに注ぎ、それを片手にカーテンと窓を開けベッドに戻る。 これだけしてても眠いんだから困ったもんだ。 綺虎「...そろそろ行くか。」 飲み干したカップをシンクに置き、制服に着替える。 携帯と学園から配布されている端末を手に部屋を出た。
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