イ セカイ

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「んじゃ、行って来るわ」 俺は玄関にある鞄を肩に担ぎ靴を履く。 気をつけてねー、と言う母親の声を背に俺は家を出る。 時刻は8時前。 家から学校まではだいたい30分ぐらいなのでゆっくり歩いても遅刻する事は無い。 「あ、橘…おはよう」 通学路を歩いて5分後。 俺と同じ学校の制服を着た女の子が丁度家から出て来た所だった。
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