潰す
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「どうして、潰したの?」 「え…?」 「どうして…壊したの?」 驚いて後ずさりをしたユキは、震える声で言った。 「だって…な、投げようとした…から」 青年はユキの言葉を聞くと、バックからもう一つ何か取り出した。 警戒するユキに見えるように、青年は月明かりにそれを照らした。 「これを…食べて欲しかったんだ」 「あ…」
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