追いかけっこ

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その後ろを、青年が猛スピードで追い掛けて来る。 「もっと速く!急げ!もう少しだ!!」 ユキは、立ち止まりそうな少女と自分を励ました。 3階分程もありそうな階段を、一気に駆け降りると、すぐに青年も降りて来た。 「お前は先に行けっ!私はコイツを食い止める!!」 いかにも臭いセリフを言ったが、誰もつっこむ事なく、少女は逃げて行った。
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