第二章

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次々と 沈んでいく護衛艦 そりゃそうだ 装甲なんて 15mm程度 あんな物 防げるわけがなかった レインボーブリッジをくぐる どうやら全速力を出しているらしい 揺れる ヘリも飛び立とうとしている 大きな振動 デッキの手すりにしがみつく めくれ上がる甲板 火を吹く後ろ がくんと、速度も落ちる 「沈む・・・。」 でかいヤツは 後ろをひねりつぶしながら 這い上がってくる 「・・・死ぬか。」 あっけないんだな そう思う 思いたかった でも 数人が甲板にでて 銃火器で戦っている 一緒に助かった人もいた 「あぶないっ!!」 薙ぎ払われ いなくなった “また、手元に来た銃火器” 「・・・これか?」 ガチ 本で読んだマガジンを外してみる 「まだ・・・入ってる。」 はめ直す 「えっと・・・こうか?」 ジャコン どうやら正解らしい 「・・・なんで  逃げないんだろうな?」 短機関銃らしき小銃を構える 「当たるかなぁ?」 正直、なんでこんなに 落ち着いていたのか わからなかった 「確か、フルバーストは・・・  これだっけ?」 とりあえず 「あがいて見ますか!!」 大きなヤツの“複数ある目”を 撃ちまくった
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