第二章

4/4
前へ
/20ページ
次へ
左腕は メカニカルと 生身が入り乱れ しっかりと 力も入る 「なんだこれ・・・  ありえねぇ・・・。」 『背中のナニカと  くっついてるし、  正直、普通には  暮らせそうにない、  なら、海自で匿った方が  いいだろうってな、  どうだ?』 いや、断れないだろう・・・ 「わかってて言ってますよね?」 『さぁ?  一般人が自衛隊の小銃を  ブレずに撃ちまくる、  この時点で君は  “最重要人物”だ、  逃げようがない。』 そりゃそうだ 『ましてや、  病院の突入部隊からも聞いたぞ?  君だけが  銃火器を構え、  応戦してきたって。』 そうなのか?正直覚えていない 『それに、  「ひゅうが」を  座礁させたのも君だ、  覚えてないのか?』 「え?海自の人じゃなくて?」 『いや、  誰もが目を疑う手際良さで  操船、  「ひゅうが」を  沈まない程度に座礁させた、  これは紛れもない事実だ。』 「・・・コレのおかげ?」 『かもな・・・。』 銀色に染まりつつある左腕は “まだ、俺の意思で動いてくれた”
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加