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世界への好奇心____それは、『生命』の本能。
ずっとずっと道を歩き続け、『生命』はやっと道の行き止まりに辿り着く。そしてその場には、真っ白な扉があった。
傍には、最初に出逢った女神が佇んでいる。
「ーーーーよく、ここまで辿り着きましたね」
「はっはー疲れましたぜ美人さん。んで?私はどんな役割と名前になり、運命を背負うことになったんですか?」
『生命』の質問に、女神は優しく微笑む。
「その答えは、この扉の向こうにあります。」
つまり、その扉を通れば、『生命』は己が選んだ運命を辿るべく、世界へと降り立つことが出来るということだ。
『生命』は小走りで扉に近付き、扉の前に立った。
「……。」
その先に待つのは、希望か絶望。
幸せになるか、不幸になるか。運命はどうなったのか。尽きぬ疑問を胸に、『生命』はドアノブに手をかける。
そんな『生命』に、女神は最後の言葉を贈った。
「『生命』よ……どうか幾多の試練に挫けることないよう。力一杯生きてくださいね。」
「……言われなくても。」
ここまで来たら、やるしかない。
ーーーガチャ…ッ
『生命』はドアノブを捻り、扉を開けた。
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