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パンワークチョコレートだって
真っ青なのはごめんだ。
あのセンスは絶対に
アメリカ人だと思う。
だがとりあえず
一本手に取って
原材料の枠を
眺めることにした。
俺の思い込みという
こともある。
疑わしきは罰せず、だ。
【青色一号】
ぐるぐると頭の中を
駆け巡って、
ボトルをテーブルに戻した。
それを志緒に
説明するのが
とても面倒なのだが、
不思議そうに
見つめてくる瞳を
無視することはできない。
「……俺はこれ嫌いだ。
飲まねえからな」
「え、やだ、ほんと？」
志緒の口から
「おいしいのに」という言葉が
こぼれてこなかったことに
安堵する。
「代わりのもの
買ってくるね。
何がいい？」
「食品添加物の少ないやつ」
.
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