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第1章
私は、榛 心 (はしばみ こころ)自分の名前が余り好きじゃ無くて…
榛 ココと言う。(通称ココちゃんと呼ばれている) 23才 コラムニスト(コラム欄の執筆者)出版社に勤務、
全国を…ある時は海外に…飛び回る日々
明日の原稿もバッチリ! 浮き浮き気分の私
久しぶりに、ゆっくりテレビでも見ようとリモコンを手に座ろうとした…その時 なる携帯
? お誘いかな? 弾んだ心で電話に出る。
それは会社? 「はい、もしもし…はい、はい…わかりました」と切る携帯を、ベッドの上に掘り投げる。
今のコラムの差し替えの話だった…間に合うかな?さっきの喜びは何処へ…急いで資料を探す。
ヨイショ! 机の上に山積みに、された資料
フーッ! 頑張らなくっちゃ…
出来上がったのは 午前5時を過ぎていた。結局 徹夜になってしまった。
右目が痛い…少し仮眠を取る。
起きろ!起きろ! 目覚ましの声 に慌てる。 ワァーッ!大変、急がなくっちゃ!
シャワーに入り、テーブルの上にあったレモンをかじる。ガブッ!うう~ん… 酸っぱい!
これで よし!目が覚めたわ。急いで家を飛び出す。
右目に眼帯をして待つ横断歩道、信号は赤、青に変わるのを時計を見ながら焦る気持ちで待つ ココ
その横、新しい職場への通勤時間とルートを、前もって調べようと信号の変わるのを待つ
早乙女 樹(いつき)
通勤時間、気ぜわしい人の波 アッ! 押され車道に飛び出た樹 ワァーッ!!
パア―ッ パパパァ―ッ! けたたましいトラックのクラクションが鳴り響く…
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