そんな日々―another

第一回 料理対決

波「さぁて！終盤に近づいてきましたよー！！」

鈴「さっきから一部以外から良い臭いが漏れてるぞぉ！ｺﾞﾊﾝﾏﾀﾞｰ？」

波「…あれ？お兄ちゃんは？」

鈴「今[見せられないよっ！]なコトになってるから出れないみたいだぞぉ」

波「これ以上ツッコミ減らしてどうするの！？ま、まぁいっか…さて、各自盛り付けに入ってるようですね！」

実「後はソースを…あ、サラダサラダ…」

空「んー…味付けもう少し薄い方が良いのかなぁ？薄味か濃い味、どっちが好みか聞いておけば良かった…」

波「物凄い真面目ですこの人たち！さすがです！！でも少しつまらない！！」

鈴「そりゃ料理対決にボケを求められても…しかも料理中に」

波「そんな時はこの人たちをみよう！まずは回南選手ですが…おや？」

咲「あれ、スパゲッティってこんなだっけ…いや、ボロネーゼが『ボロなんかださネーゼ』の略できっと『パスタが食べたいと言ったけどそれはラーメンが食べたいという言葉の裏返し』という意味なんだ！！」

波「とてつもない勘違いしていらっしゃいますね！ありがとうございました！！」

咲「…あれ、でも味付けなんだろ…ケチャップでいいのかな」

波「ラーメンにケチャップって何さ！？というかここで何で地味にボロネーゼに近づけるのかなぁ！？」

豊「妹の料理…ﾊｧﾊｧ…」

鈴「何か隣で息づかいが荒いやつがいるぞぉ。通報しなくていいのかぁ？」

波「無視で行きましょう！無視で。もう高月さんの様子を…」

――ﾎﾞｺﾞｰﾝ

果「ひぎゃあ！！」

波「な、なんだ！？急に爆発が起こったぞぉぉ！？一体何があったのだー！？」

果「あれぇ…違ったのかな…何を調合し間違えたんだろ… 」

波「むしろ何を調合したら爆発が起こるのかが不思議で仕方ありません！！」

果「ちょっとその辺にあった薬にその辺にあった液体を…」

波「高月選手、料理を何か勘違いしていませんか！？」

鈴「というよりその薬と液体ってなんだぁ」

舞「うわっ！？何この紫色の液体――って私のお茶がぁぁぁ！！」

波「おおっとぉ！？爆発が大きかったようだぁぁ！パセリ選手の料理にダメージを与えてしまったようだぁぁ！！」

舞「…まぁいいや、お茶沸かし直そ…」

波「あっさり持ち直したぁぁ！！さすがパセリ選手！自前のパセリ力は伊達じゃないぞぉぉ！！」

舞「そろそろ私怒っていいかな？」