実海の一日~花嫁修行は大変なのです!の巻~

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朝約8時頃、水蓮さんのお家の前で合流して一緒に登校。 これが私の日課の一つです。 少し遅れようともちゃんと水蓮さんが来るまで待っているのです。 夏とかは確かに暑いですが、汗で透けた服は一つの誘惑の方法になるのです! …といいのですが、制服は対策がされていて夏服で汗かいても服が透けないのです。 回りの人に見られなくて安心と言うか、水蓮さんを誘惑できなくて残念と言うか…。 とっても複雑なのです。 でも一年以上一緒にいて、(おそらく)誘惑しているのに一向に水蓮さんは興奮したり襲ってきたり触ってきたりしてきません。 どうしてでしょう…ま、まさかソッチ系の人ですか!? 実「ダメです!ソッチ系に走っちゃダメですよ!!」 水「お、おぅ…?何を心配してるのかしらんが俺はノーマルだから」 はっ!?つい叫んじゃってました! けどノーマルだと分かったので結果オーライということにしましょう。 …っと、忘れてしまうところでした。 実「水蓮さん!はい、お弁当です♪」 お弁当は登校時に渡すようにしています。 去年は同じクラスだったのでお昼に渡せば良かったのですが、今は違うクラスなのですれ違いにならないように今渡すようにしてるのです。 そう…違う…クラス…なので… …ちが…クラ… ………ち……ラス…… 水「…何で泣いてんの…?そんなに弁当渡すのに勇気いるっけ…」 実「神様が残酷なだけなのです…」 水「?」 どうやら泣いてしまっていたようです。 けどどうして離れ離れに…現実は非情です。 水「まぁ…有り難くもらうとするか。代わりに…」 そう言って鞄から包みにくるんだお弁当を取り出しました。 このやり取りも去年から変わってません。 水蓮さんも妹さんのため、お弁当を作ってるのです。 その他家事も担ってるようです。 何でも、果奈ちゃんに任せると家が廃墟に化す、と言ってましたが… 気にしないでおくことにしてます。 それで、私がお弁当を作ってきた日は交換しているのです。 お互い小食な為、同じくらいの量で済むので問題も特になく。 水蓮さんも自分で作っているが故、中身を知ってしまっているので、交換することで楽しみが増えていいと了承を得ています。 私としても水蓮さんの手料理が食べられるのでこの上なく嬉しいのです。
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