実海の一日~花嫁修行は大変なのです!の巻~

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まぁ簡単に今の脈路をまとめると… 水蓮さんは家事から勉強まで何でもできちゃう世界一のイケメンさんなのです!! 惚れない方がおかしいですね。 それに、私の手料理が水蓮さんに食べてもらえるととても嬉しくなります。 えへへ…毎食そうなってくれると良いのですが♪ 脈路がおかしい?そんなはずないのです。 そんなやり取りをしながら、学校へ向かいます。 校門につくのはいつもあっという間。 やっぱり楽しい時間は過ぎるのがはやいのです。 途中、腕に抱きついたり胸を当てたり上目遣いで誘惑したりしてみましたが冷まし顔で回避、特にオロオロしたりもしませんでした。 ここまでして反応がこうも薄いとソッチの気があるんじゃないかとどうしても疑いたくなります。 この婚約届の空白欄が埋まる日は来るのでしょうか。 教室の前で名残惜しく水蓮さんと別れます。 『このまま二人でサボりデートに行きませんか?』と誘ってみるも無視されまして。 人生やはり上手くいかないものなのです…。 自分の教室に入り、席についてため息をひとつ。 すると誰かが近づいてきました。 花(以下花)「おやおや?ため息なんかついて…相変わらず?」 実「はい、道のりは長いのです…」 この子は花ちゃん。 2年生になって出来たお友達です。 水蓮さんとの事について知っている人の一人なのです。 時々相談に乗って貰ったりしていますが、良い案は中々思い付きません。 花「みうちゃん、おっぱい大きいんだからそれ使えば…」 実「今日も使ってみましたがダメでした…」 花「…その、高月くんってさ、そっちの気がある、なんてことは…?」 実「水蓮さんはノーマル、と言ってます」 やはりソッチの気があるんじゃないかと思ってしまう様です。
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