実海の一日~花嫁修行は大変なのです!の巻~

8/11

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
さぁお待ちかねの水蓮さんの手料理を… パカッとお弁当を開けるとそこには天国が! 色とりどりのおかず達が私を見ているじゃありませんか! そして隠し味に含まれてるであろう大量の愛、愛、愛!! ふへへへ…たまらないのです… 水「ん、普段通り美味いな。さすが実海ってとこか」 おまけに水蓮さんからお褒めの言葉を頂きました! あぁ…学校というのはお昼休みの為にあるんですね…至福です♪ さて、私も…水蓮さんが作ってくれたお弁当に箸を伸ばし、おかずを一つ掴みます。 口に運び、いざ。 …!こ、これは…美味しすぎて…愛が溢れてきて…たまらないのです!! まさしく天に昇る美味さ、というやつです!! ふへへ…実海は幸せです… 咲「うわぁ…みうちゃん、凄い幸せそうな顔してる」 舞「…いいなぁ」 水「ったく、毎回大袈裟だな。そんな大したことしてないのに」 果「でもお兄ちゃんの愛情たっぷりだよ!美味しい!!」 水「お前の分はほとんど冷凍食品と言う名の愛情だけどな」 果「嘘だッ!!」 水「嘘だよ」 ふへへへ、箸が止まりません! その後、みなさんと話しながらまったりと楽しいお昼休みを過ごしました。 途中、『あーんしてください』とお願いしてみましたがバッサリとお断りされました。 水蓮さんはガードが堅いのです。 午後の授業。 何と今日は調理実習なのです。 つまらない授業を聞くよりかはこちらの方が楽しいので、とても嬉しいのです。 でもお昼ご飯の後に調理実習というのはどうなのでしょうか…? 花「さっき昼ご飯の食べたばかりなのに…これ以上は入らないよ…」 まったくをもってその通りなのです。 家庭科の先生は何がしたくてこんな嫌がらせをするのでしょうか。 と思ったのは一瞬で、どうやらクッキーを作るらしいです。 なるほど、食後の甘いものなら食べられるかもしれませんね。 さっきは嫌がらせとか思ってすみません。 あれ、でもお腹一杯のところに甘いものって…太る気が… やはり嫌がらせなのでしょうか?
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加