実海の一日~花嫁修行は大変なのです!の巻~

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何故か涙目笑顔な花ちゃんと一緒に考えた結果、やはり味で勝負した方が良いのではと言われました。 形と食感を一つに絞り、味をプレーン、ココア、紅茶の三つにしました。 形はもちろんハート、食感はサクサクしてた方が良いんじゃないかということでそれにしました。 ラッピングをして準備完了です! 後は渡すだけですね! 余ったクッキーは結構な量が残っていたので咲ちゃん、舞ちゃん、果奈ちゃんの分も用意することにしました。 それでもまだ残っていました、やはり作りすぎてしまったようです。 さすがに処理しきれないのでクラスのみなさんにあげる趣旨を示したところ、男の人を中心に急に狼のように群がってきました。 ちょっとびっくりしました。 花ちゃんは花ちゃんでなにやら『スタイルよくて可愛くて女子力高いとかマジ羨ましす羨ましす…うらやま…』とか言ってました。 花ちゃんもおかしな子ですね。 調理実習も終わり、最後の授業を終えて放課後になりました。 私はクッキーの入った4つの袋を持って水蓮さんの教室に向かいました。 おそらくみなさんそこにいらっしゃると思いますし。 水蓮さんの教室についてみるとそこには水蓮さんの姿はなく、代わりに咲ちゃん、果奈ちゃん、舞ちゃんの姿がありました。 咲「あ、みうちゃん!お疲れ~」 実「お疲れ~です!あの水蓮さんは…?」 果「お兄ちゃんならさっき鈴ちゃんに荷物運び手伝わされてたよ」 舞「あいつも苦労するわねぇ…」 鈴ちゃんというのは水蓮さんのクラスの担任の先生のことです。 見た目が幼く見える為、ちゃん付けで親しまれているようです。 水蓮さんはすぐ戻ってくるということで待っている間にみなさんにクッキー渡すことにしました。 とっても好評でした、良かったです。 途中果奈ちゃんが『女子力が全てじゃないんだよ!』と言っていましたが『これくらいすぐ作れるようになりますよ?』と返事をしたら凹んでました。 何か言ってはいけないことを言ったのでしょうか? そういえば以前水蓮さんが『あいつに料理させたら全て紫色になる』と言っていましたが関係あるのでしょうか?
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