あにいもうと

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咲「で、兄者よ。どうして私は休日なのに兄者と買い物に来てるんだい?」 豊(以下豊)「愚問じゃないか妹よ、兄妹で買い物に来るのに理由なんているのかい?あ、僕は回南豊、3年。咲歩の愛すべき兄さぁ~」 咲「兄者よ、うるさいぞ。ついに勝手に自己紹介ほどおかしくなったの?」 豊「今回は1ページしか取れないらしいからね、ちゃっちゃと進めないと。ところで兄者というのは止めてくれないかい?『お兄ちゃん』と!」 咲「兄者と呼ぶのはせめてもの抵抗、『お兄ちゃん』と呼ぶのは水くんと兄妹プレイする時のみだ!」 豊「その水くんとやらは何者だ!?うちの妹を毒牙にかけようとは…許さん!天誅ーーー!!」 咲「水くんに手を出したら家族の縁を切るからね?」 豊「あぁ!?その水くんとやらを殴りたい!でも家族の縁を切られると自殺するしかない!僕はどうすればぁぁぁぁ!神よぉぉぉぉ!!」 咲「町中でなに叫んでるの…他人のふりしよ」 豊「はっはっは~!いつでもどこでも僕たちは一緒だぞー!」 咲「…(本当にこの兄者と一緒にいると水くんの気持ちがよくわかるなぁ…ま、同情はしないけど!)」 豊「さぁ妹よ、どこに行くかい?」 咲「私は買い物に行ってきます。兄者はジャングルでも小屋でも行ってきて」 豊「買い物か~さぁ行こうか!」 咲「いやだから兄者は豚小屋に…」 豊「はっはっは~どんどん場所が酷くなってるけど僕は気にしない!何故ならこれから妹と共に買い物に行くからだぁ!さぁデパートにゆこうかー!」 咲「…いやあの…むしろついてこられると困ると言うか…」 豊「はっはっは~!なるほど、ランジェリーショップか~!任せろ!僕が選んでやろう!!」 咲「いやなに普通に入ってきてるの!?」 豊「兄妹の絆の前にそんな問題は皆無でな…」 警備員「君、何をしてるんだい?」 豊「あぁ、妹の下着を選んでるんです。決して怪しいものじゃ…」 警備員「そうなのかい?」 咲「こんな人知りません!誰ですか勝手に兄を自称するなんて!!」 豊「妹よぉぉぉぉぉぉ!!」 警備員「話が違うようだ…来るんだ」 豊「HA☆NA☆SE!妹よぉぉぉ!!」 警備員「妄想でここまで…頭が残念だ」←冷めた目 豊「ちがぁぁぁぁぁう!!」 咲「ざまぁ」
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