第二章 ストックホルム海軍軍縮条約

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結局、保有量は日英米60万トン+その範囲内で排水量 4万トン以内で新型艦の建造が許可される事になった。 これにより、日本は長門型戦艦2隻が就役していたため 、加賀型戦艦2隻 天城型巡戦 4隻の建造が認められ、 またアメリカも、コロラド級戦艦のメリーランドが就役していたため、 コロラド級戦艦3隻、レキシントン級巡戦4隻の建造が、 イギリスは、セントアンドリュー級戦艦 4隻、インヴィンジブル級巡戦4隻の建造がそれぞれ認められ建造される事になった。 ただ、今回の条約によって、新たに艦艇を建造した時に保有量を超過してしまうので、その艦を削減する必要が出て来るので、その超過分の艦を処分する事になった。 だが、空母の保有量は6割に抑えられたままだった。 これは、日本側もそれほどの艦隊を維持する自信がなかったためである。 また、条約では、2隻まで3万8000トンの空母の保有が認められた。 日米は、この枠を使って戦艦及び巡戦の改装空母を建造する事になるのであった。 以下が条約締結時に保有する日英米各国の保有する戦艦、巡戦である。 日本 35.6センチ砲搭載艦 巡戦 「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」 戦艦 「扶桑」「山城」「伊勢」「日向」 40.6センチ(41センチ)砲搭載艦 「長門」 「陸奥」 アメリカ 35.6センチ砲搭載艦 「ニューヨーク」「テキサス」 「ネバダ」「オクラホマ」 「ペンシルバニア」「アリゾナ」 「ニューメキシコ」「ミシシッピ」「アイダホ」 「テネシー」「カリフォルニア」 40.6センチ砲搭載艦 「メリーランド」 イギリス 38.1センチ砲搭載艦 巡戦 「レナウン」「レパルス」 「フッド」 戦艦 「クイーン・エリザベス」「ウォースパイト」「バーラム」「マレーヤ」「ヴァリアント」 「ロイヤル・サブリン」「ロイヤル・オーク」「リヴェンジ」「レゾリューション」「ラミリーズ」
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