233人が本棚に入れています
本棚に追加
1st*保健室の外で。-2 #2
「ちょい休憩。トイレー」
一通り勉強した後、真幸くんが部屋を出ていった。
ひとりになったベッドの上で、一息。
真幸くんと一緒にいて、緊張しない日はいつか訪れるのかな?
そんな日が来ても、まだ、ずっと……傍にいたいな。
大きく口を開けて、あくびをひとつ。
今、絶対人に見せれない感じの顔になっていたに違いない。
今日が楽しみで、夜はよく寝つけなかった。
その上、体調も悪い。
ダメって思ってるのに……
「――っ!」
カクっと頭が下がって、慌てて保ち直して、首を振る。
今度こそ、寝ちゃいけない。ダメ。
そう……思ってるのに。
体の欲求に負けてしまう自分が情けない。
最初のコメントを投稿しよう!