2nd*コイバナ。-2 #2

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残念なような、ホッとしたような……。 今までのように接してはくれないかもしれないから。 「帰る」 「えー?」 何しに来たんだろう。と、先生が首をかしげる。 保健室を出たとき、ちょうど中に入ろうとした女子と出くわして、ぶつかりそうになった。 「――わっ!?」 「あっ!ごめ……、――あやめちゃん!」 あたしの名前を呼ぶ、その人は……、 「緋芽……」 一番会いたくて、一番会いたくなかった。 見たくないから、目を逸らす。 笑顔じゃなかったら、どうしよう。 「よかった。探してたの」 一瞬、誰のことを言ってんのかなって思った。 あたしを探す人なんて、いるわけないじゃん。
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