2nd*コイバナ。-2 #2

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「やっと咲いたの!見に来ない?」 本当はこの時、泣きたいくらい笑いたくて、抱きついてしまいたかった。 「……行く」 それからしばらく経って、あたしへの嫌がらせは少なくなっていった。 すぐにクラス替えもあったし、運のいいことに、あいつらとは離れられた。 緋芽とはまた同じクラスになれなくて、それが心残りだったけれど。 クラスが違っていたって関係ない。 あたしたちの仲は、あれ以来急激に親しくなって、“親友”と呼べるほどになった……と、思う。 嬉しいことも、悲しいことも、とにかく何でも一番最初に報告しあった。 あのね、言えなかったけど、すごく感謝してる。 今も。 こんなことを言ったら、きっと「何の話?」って、笑うだろうけど。 緋芽は、ずっとそれでいい。 ―――
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