5th*処方箋男子。

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真幸くんが床に座る。 あたしも、すぐ傍に座ると、 「あ、何してんの。寝てなきゃダメじゃないですか」 「わっ、ひゃあ!?」 脇の下から持ち上げられて、ベッドの上に乗せられた。 「だって、あの、でも……」 来客だというのに、寝てるってどうなんだろう。 「大丈夫ですよ、すぐ帰るから」 「……帰るの?」 なんだ……。 ちょっとがっかり。 「うん。さっき送ったメール」 「メール?」 内容を思い出してみる。 それは、 『顔見たいから今の写メ送って』 と、いうもの。 さすがに、この風邪引きの顔を送るのには抵抗があったから、拒否してしまった。 目は腫れぼったいし、鼻は赤くなってるし、今だって見せていることに抵抗を感じている。
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