6th*secret love. #2

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真幸くんは、沙柚ちゃんをじーっと見て、 「ん?」 とだけ言い、眉間にしわを寄せた。 一方、凝視された沙柚ちゃんは…… 「……げぇっ」 唇の端をピクピクと引きつらせ、真幸くんを指差した。 「く、久我先輩……っけ?」 「っけ」って何だろう。 沙柚ちゃんが青ざめていることが気になって、それどころじゃない。 っていうか、真幸くんのこと知ってるんだ。 真幸くんは、沙柚ちゃんの指の先を見て、より目になって、 「ああ、なんか見たことある顔だと思った。さやじゃん」 ……“さや”? あれ、この子、“さゆ”ちゃんだよね?
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