6th*secret love.-2 #2

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「沙柚ちゃんと、前に何かあったの?」 たまらず、聞いてみる。 図書館内だから、ひそひそ声で。 「なんかって?」 しまった、ざっくりと言いすぎた。 聞いたのに、聞き返された。 「沙柚ちゃんって真幸くんに詳しい……よね?」 「えー?そうかな。去年、部活で話したやつばっかだけど」 「そうなんだ……」 そうだ。真幸くんは、去年まで中学生だった。 「沙柚ちゃんは「敵です」とか言ってたけど、ちゃんと仲よかったんだ……ね?」 なんかやだ、あたし。 嫉妬心丸出しみたい。 真幸くんに女の子の友達が多いの知ってるし、出会ったばかりの頃に「人に触るの好き」って言ってたし、中学の頃なんかあたしたちは出会ってすらいないのに。
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