6th*secret love.-2-2-2

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ついに、あさっては真幸くんと出かける日曜日。 なのに、あたしは朝からテンションが低い。 「はぁ……」 登校中、ため息をつくと、 「吸え!逃げる!」 「えっ!?あっ……」 隣を歩くあやめがよく分からないことで怒ったから、勢いでその通りに吸ってみる。 ……むせた。 「けほっ、けほっ」 「ほら、もう、ため息ついたからだ」 「な、なにが?けほっ……」 「幸せ逃げるって言うじゃん。だから、吸い直すの」 そんな、胸を張って言われても。 でも、まぁ、確かに。 ため息なんて、出来ればつきたくはない。 「そういえば、緋芽、最近あの東中ちゃんたちと会ってんの?」 「沙柚ちゃんと汐梨ちゃん?……ううん、全然」 「ふーん」 沙柚ちゃんからは、本屋であの告白をして以来、一度も連絡がない。 あたしに対して、申し訳なく思っているのだろうか。 沙柚ちゃんとは、これからも友達でいたいから、こんなのは嫌なんだけど……。 だからって、気持ちを知った以上、どう接すればいいのかが分からない。
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