6th*secret love.-2-2 #2

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「せーんぱーい、帰ろ」 部活も終わり、真幸くんが保健室に顔を出す。 寒いせいか、鼻の頭が赤い。 「うん、お疲れさま。寒いよね?赤くなってる」 真幸くんの鼻に触れると、ひんやり冷たい。 「寒い寒い。えい」 「うや!?っーー!」 おかえしなのか、真幸くんは両手であたしの頬を包んだ。 「えい」とか可愛い。 確かに、肌に感じる手の温度は冷たい。 のに、 「先輩のが赤いじゃん」 当たり前。こんなことされてるんだから。 「よし、今日もほどよくいじめたところで、本当に帰ろ」 「いじめてたんだ……」 天然行動じゃなく、自覚あったんだ。 こんな時は、全然年上扱いされないんだけどな……。
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