6th*secret love.-2-2-2

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一通りデパートの中を見て、まだ12時前だったけど、約束のラーメン屋さんに行くことにした。 「早めに行っとかないとさ、あそこすぐ席埋まって、待ってなきゃダメなんですよ」 「人気あるんだね」 「つーか、人気のくせに席が少ない。すげー旨いよ。あと、ニンニクとか使ってないから、その辺は気にしなくて大丈夫です」 「うん」 気にしててくれたんだ。 真幸くんが連れてってくれるなら、どこでも楽しみ。 デパートのある場所から10分ほど歩いて、細い路地を通り、小さな店に着いた。 言われなかったら、ここが店だとは気付かないほどの佇(たたず)まい。 スープのいい香りが外まで漂ってくる。
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